年末年始は何かと慌ただしい時期です。
安全で健康に年末を締めくくり、新たな年をスタートできるよう、いつも以上に安全作業を心掛けましょう!
特に年末は生産量が増え、設備のフル稼働に伴う機械の清掃、作業量の増加や、大掃除の機会も多くなります。
機械を止めて清掃するよう作業者に教育していても、実際は作業者がそれを守らず、機械を動かしながら清掃していたために多くの災害が発生しています。
なぜ作業者は、機械を止めたほうが安全と知識の上では知っていても、動かしながら清掃するのでしょうか?
安全教育時には、機械の怖さを十分説明し、危険予知について具体的に説明しましょう。
冬は空気が乾燥する季節であり、出火件数、死亡者数とも増える時期です。
また、年末年始の時期は忙しさにより注意力が散漫になりがちです。暖房器具等は安全に使用して、火災を発生させないようにしましょう。
年末は交通事故の発生件数、死亡者数も最も多くなります。
年末年始のこの時期は、忘年会、新年会で飲酒の機会が多いと思います、飲酒・酒気帯び運転は絶対にはやめましょう。
また、冬季特有の雪道、凍結路によるスリップ事故にも十分な注意が必要です。
年末年始は、職場が慌ただしく、皆忙しそうにしているので、普段より報告や相談がし難い環境になっていることがあります。
そんな時でも、作業機械にトラブルが発生した場合やわからないことがあるなど、決められた作業手順を守れない場合は、自分勝手な判断で行動せず、必ず指揮命令者や派遣先社員に報告して指示を待つよう周知することが必要です。